経年車コーティング

経年車の場合、大気中の不純物・鉄粉、走行中に付着するピッチ・タール・ブレーキダスト、そして屋外保管の場合酸性雨など塗装面は想像以上の過酷な条件に曝されています。経年車をリフレッシュする上では、まずはそれら付着物を全て取り除くことからスタートいたします。そして隙間をマスキングして磨きが開始、古くなった塗装面を研磨することで再び新車時のような美しさを取り戻せます。磨きは状態や塗装の硬さによって2工程から4工程を行い、磨き傷のない綺麗な状態にいたします。経年車コース、ベースの磨き工程は全て同じです。傷の状態も、研磨をどこまで追いかけるかは施工者の判断で仕上げます。※施すコーティングの種類により、耐久性は変化いたします。

カービューティープロ115カービューティープロ115
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経年車SPGコート(超撥水・低撥水)

これまでカービューティープロでリリースしているコーティング剤を触り、そしてあらゆる車両の塗装に対して施工してきた中で、ガラスコーティングでも弱い部分が存在することを知りました。それぞれの特徴あるガラスコーティング剤でも、それぞれ一長一短があります。

懸念される問題点

・硬い被膜は、その硬さからスクラッチを誘導しやすくなる
・超撥水の細かなシミは長期ビジョンで美観の低下に繋がる
・超撥水は酸に弱い傾向にある
・被膜の柔軟なコーティング剤は耐久性においてやや短い
・濃色車に超撥水を施すと、水によるシミが固着しやすくなる
あらゆる環境下において完璧なものは存在しません。しかし、想定できる環境下でクリアできるならば、それは大きな悩みを解決することになります。ガラスコーティングの被膜は無機なものであり、それぞれの撥水パターンであっても比較的汚れを呼びやすい性質がありました。その点を解決すべく、2つのコーティング剤で2つのパターンを実験を行なった結果、極めて良い結果を得られました。

得られた結果

・これまでのガラスコーティングで感じた被膜よりも厚い被膜
・幾度の雨でも固着するほどのシミが残らない(超撥水パターンで得られた結果)
・撥水が低下したと思われても、メンテナンス洗車で撥水状態は回復(1ヶ月無洗車状態の車で実験)
・施工後1年経過しても初期状態とほぼ変わらぬ撥水力(屋外保管の車両で実験)
・適切な洗車を繰り返しても、目立つ洗車キズは入らない、又は自己修復して回復
この結果から、これまでご提案しにくかった超撥水も自信を持ってご紹介いたします。

SPGコート 超撥水

A剤を塗装側へのバインダーとして、B剤を塗布。A剤は被膜の硬さを長所として塗装としっかり密着しA剤によりレベリングが上がった状態でB剤を塗布。B剤はA剤と密着が高まり、さらにレベリングが向上。これまでにないツヤ感とB剤本来の超撥水を最大限発揮し塗装を保護します。さらにB剤の柔軟な被膜が洗車キズからも守ります。

SPGコート 低撥水

A剤を塗装側へのバインダーとして、C剤を塗布。A剤は被膜の硬さを長所として塗装としっかり密着しA剤によりレベリングが上がった状態でC剤を塗布。C剤はA剤と密着が高まり、さらにレベリングが向上。これまでにないツヤ感とC剤本来の低撥水を最大限発揮し塗装を保護します。さらにC剤の柔軟な被膜が洗車キズからも守ります。ヌルッとした手応えのある被膜感が特徴的!
これまでにない質感と安心の被膜、こだわりを持ちたい方には是非ともオススメなコースです。既存の液剤で成り立つ仕上げ方法ではこの理論、到達できるものではありません。ディーラー施工では経験できない仕上がり、そして洗車手軽さ、これまでの悩みは全て解決できるでしょう。過酷な利用条件で晒し、検証した結果得られた結論。そこに偽りはございません。どんなコーティング剤なのか、ここは企業秘密。ですが、仕上がりはご満足いただけます。
※下記プライスリスト内のセグメントが不明な場合はお問い合わせください。※塗装の劣化が著しいお車には施工が不向きです。状態を把握した上で施工方法をご提案いたします。※コーティングとは、あくまで塗装を保護するものでございます。塗装にも耐候年数があり、ある一定期間を過ぎた塗装はガラスコーティングすら不向きな場合もあります。

経年車ガラスコーティング(超撥水・低撥水・親水)

従来のガラス系コーティングには配合されることがなかった機能性シランを特殊配合することで多層構造の被膜形成を可能にしました。塗装面にはアルコキシシラン層が石英と同等の構造を持ったガラス質被膜を形成し機能性シランが結合することで、それぞれタイプにおいて撥水性、光沢性、防汚性を際立たせ、様々なリクエストにお応えします。

経年車ポリマーコーティング(撥水・親水)

ボディーオプション

<コーティングPlus(コーティング前のベースコート)>
コーティングは塗装を保護するための役割なのですが、塗装によっては水すら染み込んでしまう場合があります。その場合、耐溶剤性が低下している現象でもあり、コーティングしてもその効果が発揮できない可能性があります。コーティングPlusは、脱脂後の塗装パネルへ、コーティングする前の下地処理としてベースコートを1工程加えボディーの微細なキズを埋め、摩擦抵抗の少ない平滑な状態を作ります。ベースコートの属性は親水、そのままでも十分防汚性は満たされますが、それをベースとしてコーティング施す事でさらにコーティング本来の性能を引き出すことができます。機能性としたら耐スクラッチ性の効果もあり、洗車キズも入りにくくスムーズな拭き上げが可能です。