ポルシェ911納車前施工(PCX-V110)

カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

 

花粉シーズンもひと段落終わりましてホッと一安心。

そして今はちょっと肌寒い雨の??? まだ5月初旬なのに今週は雨が多くないですかね?

奄美大島は既に梅雨入りしたとか。

沖縄はまだなようなのですが、梅雨入り宣言されたら例年ですと3週間後くらいには関東も梅雨入りするのではないでしょか?

すると5月下旬には梅雨入りかな?

 

ちなみに気象庁ホームページで調べましたら、昨年関東梅雨入りは6月8日、梅雨明けは7月21日でした。

これも昨年の例だとちょっと雨が続いているなぁ~、もう梅雨入りしてんじゃない?と思った時に

ラジオの気象情報で梅雨入りしました と・・・突如発表~~~と感じた次第ですw

今年もそうなるのか?期待していますw。

 

さて、今回のお題目です。

業者としてお客様納車前にコーティングのご依頼を頂き仕上げさせていただきました。

 

お車は2016年登録のポルシェ911カレラ(991型)です。

施工前にお車のチェック

年式も新しく、塗装のコンディションは極めて良かったです。

施工業者からの目としては、高額な車になればご自身での洗車はなかなか行なわれません。

だいたいスタンドか、洗車専門の店て行なわれます。(中には丁寧にご自身で行なわれる方もいらっしゃいます)

 

このポルシェに至っては、外観は綺麗でしたが、極めて目立つ長い傷が数箇所ございました。

中古車ともなれば、傷のない車などございません。

そして今、中古車はwebで全て完結するほどに、現車を見なくても納車になります。

 

そこで怖いのが、傷などないと思って買ったはずが、ものすごく長く目立つ傷が入っていた場合です。

このポルシェがいい例なのですが、お客様は遠方。

販売店はとても綺麗な車だ!と伺っていましたが、この画像にもある傷を通常はコンパウンド入りのWAXで拭くと消えちゃうというなんとも荒療治。

1000万を超える車に対して、そんないい加減なことで良いのか?と少々意見衝突になってしまいました。

 

既に全額振込済み、そして納車を待つのみ。納車され尾の長い白い傷があったらどうでしょう?

また誤魔化したとして、そのWAXが洗車で流れ落ち傷として出てきたらどうでしょう?

そもそも黒いボディーに白く目立つ線傷ができた場合、その深さを埋められるものなどありません。

埋められ目立たなくできるのは極めて浅いヘアーラインスクラッチ。

身に覚えのない傷があったら当然クレームになります。

 

施工店の目線、まず初めに粗探しから始めます。

車の全体像を見て判断するのではなく、1パネル30センチ四方で問題ないかを確認するところから入ります。

傷状態を確認した上でどの程度手間がかかるか判断し、磨きで済むのかをジャッジします。

磨きで済む場合は傷の研磨は勿論のこと、全体的に洗車傷まで研磨して新車に近い状態までディテイルアップさせます。

ポリシェの塗装は非常に柔らかい。研磨し過ぎればクリアなどすぐに抜けてしまいます。

そして綺麗にして乗る代名詞的な位置付けの車両でもありますから、1台の車に何人もの施工者が携わる場合がある。

オーナー様を渡り回って最後の方には塗装は真っ平らになっているなんて事も。

その為あまり攻め込まずに目立たなるなる程度に仕上げました。

ホイールも綺麗でしたが、多少ピッチもありましたので全てクリーニング、そしてコーティングまで施しました。

今回の仕事、施工者としても深く考える部分がありましたが、一人のユーザーとしても感じたのは

中古車販売店はあくまで現車販売であって、コーティング仕上げまで販売店に託すのはリスクがある。

当たり前な部分ですが、販売店は仕上げよりも利益。そして使う業者は何社かある。

業者によって仕上がりはまちまちであり、その販売店のポリシー的な部分がとても重要になってくる。

適当な販売店ならば、車も適当。

責任持って綺麗な車を納車する販売店は販売力も高い。

結論から言うと、車は現車販売として購入しても、仕上げる予算は別で立てて、

ご自身が購入した車は、ご自身の手で任せられる施工店に託すのが間違いない選択だと言うことです。

それと、販売店と施工店、お互いが尊重し合う関係じゃなきゃ、互いの仕事は成立しないってことかな~

中古車を購入された方、まずは当店にご相談ください。


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