フェラーリF360スパイダーの幌コーティング他

フェラーリF360スパイダー 幌防水コート&ルームクリーニング

こんにちは。 カービューティープロ115のヨシノです。

ついに梅雨に入りました。ちょっと前まではそれほど湿度も感じない中、気温は初夏並みに上昇し暑さを感じていましたね〜。今日はひんやりと涼しい日。朝晩は寒いくらいです。 昨日、2月末に一度ご来店下さいましたお客様、レクサスRXが6月月初に納車され、コーティング施工にてご入庫頂きました。ご家族でのご来店で、嬉しい限りです。 お子さんもお車が大好きなようですね〜。お父様の購入されたRXのボディーカラーを覚えていおられ、大変感心した次第です。今後大きくなられ、益々車が好きになって頂く事を期待したいと思います。

さて、今回ご紹介するお車、車好きなお子さんには仰天かなw?Ferrari F360スパイダーです。

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以前、MG/TDでご来店頂きましたお客様ですが、今回も驚く事に英国にて個人買い付け、個人輸入されたそうです。ボディーカラーもFerrariですとどんな名称なんでしょう(BMWだとシルバーストーンⅡを思わせるカラーです)私個人としても好きなカラーです。 ご入庫は5月19日午後。21日夕方までお預かりしまして、ルームクリーニングと幌コーティングまでを行いました。 まずはルームクリーニング。フルレザーの車内。高級車ともなるとこれが普通です。アッパレ。

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左が洗浄前、右が洗浄後です(写真では分かりづらいです)

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少し工夫して、右は洗浄課程。汚れた水がシートバックに垂れているのが分かりますか?

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アイボリーホワイトは、車を美しく引き立てる分、汚れも目立ちます。

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ヘッドレストのシンボルマーク。凹凸部分に黒ずみがありましたので、ここも優しく洗浄です。

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シート本体も洗浄です。本来革シートには、やや艶感がありますが、エナメル程の艶はありません。使い込んだ革の艶は、皮脂による油のテカリ、衣服の摩擦によるテカリなど様々。それをそのまま放置すれば劣化します。洗浄はそれを予防し、革本来の美しさを再現させます。

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洗浄の違いを画像として表現する為に、ダッシュボードでは左右で、ドア内張りでは前後で洗浄の差を撮影してみました。 中古車の仕上げで使用する艶出し剤。むやみに本革に使用すると、初めは綺麗に見えます。しかし、乳化剤が汚れを呼び寄せ、全体的に黒ずんだ感じになってしまいます。 革本来の良さは、光るよりもしっとりと、そしてマットな風合いが美しい。 今回の洗浄で思った感想。万国共通なんでしょうか、綺麗に見せる艶出しはどこの国も使用するんだなぁ〜と感じました。私の考える所、新車ならではの新しさを再び取り戻す為の工夫が、美しく見せるコツなのではないかなぁ〜と思います。

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車内は保湿剤を塗り込み、車内を閉め切ります。(Ferrariの革の臭いは独特。洗浄前には感じなかった香りも、洗浄後には覚えのある香りが戻りました。これは以前作業したF360でも同様の作業を致しましたので、香りを覚えてた結果です)

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続きまして、幌コーティング。前夜幌洗浄を済ませ、除湿する為に、2台の除湿器フル稼働、そしてエアコンも除湿でフル稼働。全乾状態です。 ボディーやガラスに液剤が付着しないようにマスキングを行います。

輸入車の幌、基本的には雨を染込ませて流すコンセプトです。新車時では油分を含んでいますので、撥水している感じが見て取れますが、これも数回の雨や洗車で流されて、以降水は全て染込んでしまいます。 生地も車体程耐久性がある訳ではありませんから、通常もって5年で交換になるはず。 屋外保管では太陽光の赤外線/紫外線で時間が経過すれば劣化黄変致します。酸化すれば生地も次第に破断して雨漏れの原因に繋がります。

カブリオレやスパイダーは開放的で、運転していても風を感じて気持ちがよいのですが、その分リスクもあるんです。でもスタイリングはカッコイイ〜 リスクを少しでも軽くする為に、ガレージ保管がベストでありますし、防水コートはとても重要な事なんですね〜

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塗布後、これも完全に乾燥させるため、一晩寝かしました。(その間撮影の練習w)

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エンジンの熱を逃がす為のメッシュテール。そこに輝く跳ね馬。言葉がでません。

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このクラスの車になると、どこのディテイリングショップでも磨きは最高に気合いをいれるでしょうね〜。神経も使いますが・・・。 磨き上げられたボディー、キズこそは洗車キズが多く存在していましたが、綺麗な状態は経年車を思わせない仕上がりでした。 この状態を更に美しく、そして長く維持して頂く為にも次回は是非とも当店にてコーティングをさせて頂ければと思います。 この度は当店をご利用頂きまして、誠にありがとう御座いました。


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