VWトゥーランにモールラッピング

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今回はモールラッピング。

VW トゥーランのアルミモールにラッピングを施工いたしました。

アルミモールが綺麗なのは新車のうちだけ。

手入れを怠ればたちまち白く腐食していきます。

腐食すると、その深部は最大で5μにまで達します。

塗装の5μを削るってコンパウンド次第でなんとかなるものですが

アルマイトの硬さで5μを削るって正直しんどい作業です。

 

磨きを入れて綺麗にすれば新車の時のように綺麗なアルミに戻ります。

でもそれは自己満足の範疇になるとするならば、そこを覆い隠しても良いでしょう。

欧州車の場合(国産車も同じかも)、モールはグレードによりブラックとシルバーを使い分けます。

ブラックの場合、そこに用いられる素材はゴム。

グレード的にあまりコストをかけたくない場合使用されます。

シルバーの場合、パッケージによりアルミを用い、そこに高級感を演出させるため使用されます。

ラッピングの種類は数多くございますが、車のボディーカラーにあったフィルムの設定はかなり難しい。

マット系全般は、ローグレードと同じ印象になってしまうので、それならわざわざアルミモールにしなければよかったでしょうとなってしまいます。

同じマット系でも方向性をちょっと変える事でその車種にはないオリジナル感を演出できます。

ただし、一つだけご注意ください。

塗装ではありません。

安く済ますことができるかもしれないこのラッピング、塗装と同じ感覚で考えられては困ります。

塗装は細部まで、3次元局面も綺麗に入り込みます。

ラッピングは、粘着剤が表面へ定着して初めて追従します。

定着よりも応力が強ければ反り返ってくる可能性もあり、それは施工してみなきゃわからない部分です。

ましてやアルミモールへ非常に硬いコーティングが施されている場合、まず定着しません。

今回のトゥーランはモールにしっかりと分厚くコーティングが施されており、

水も綺麗に撥水して、そこにラッピングなど定着しません。

コーティングもアルミのマイクロポーラースに入り込んでしまう程のものであれば

綺麗に皮膜化して腐食なく維持できるのでしょうけど、

そうでは無いものを擬似的に塗り込み皮膜化したものは、膜の薄い部分で酸化が始まってしまいます。

それが数年後に所有者の悩みとなってしまう。

窓枠のモールはコーティングされていても、ルーフレールは施されていない。

これも中途半端ですよね~

むしろフールの方が私としては気になってしまいましたがw

ラッピングは塗装とは別なるものです。

貼りものであり、2次加工されてしまった表面への定着は非常に弱くなります。

2次加工された表面への定着をさせるためには表面をペーパーがけしなければならない場合もあり、

その加工費は別途申し上げることがございます。

施工の際は、予め現車確認をしてからお見積もりをさせて頂きます。


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