2017東京モーターショー展示車の施工技術協力

当店ブログをご覧頂きまして誠に有難うございます。

 

カービューティープロ115のヨシノです。

 

10月25日のPRESSDAYから始まった2017東京モーターショー

カービューティープロ115も施工協力のお声がかかり施工参加してきました。

 

開催前の23日と24日の二日間。

 

世界3大トラックメーカーの一つSCANIA。

そして国産メーカーの三菱自動車に携わってきました。

 

モーターショーに行ってきました的な内容を書くよりも、

いわゆる裏方として開催前の様子がどんな感じだったかをお伝えしたいと思います。

 

東京ビックサイトは、造作されれば立派なメーカーブースとなりますが

それがなければだだっ広いコンクリートに囲まれたホールです。

 

10月23日、前夜から上陸した台風の影響で全体的に入場が遅れ、我々カービューティープロSCANIA班が入場したのは12時。過剰気味でもいざ何かに使う可能性もある材料を持込、SCANIAブースで車両の入りを待っていました。

 

初参加の私にとって、一体何をどうするのだろう?展示車の作業など一度も経験がなかったので半ば緊張の中、いよいよ施工担当の車両が搬入されました。

大きなホールの中に、乗用車なら見覚えある体積。天井も高いので割と小さく見えるんです。

でもトレーラーヘッドともなると搬入口の幅はほぼ一杯一杯、しかも普段見慣れないSCANIAマークがゆっくりと入ってくるその姿は威風堂々。搬入経路もそれど広くはない為、停止する毎にブレーキエアーの音がブシューっと響き渡る。

    

そして続いては、13年ぶりの新型、日本初お披露目の車両が入場。

画像では確認していましたけど、いざ実物を目にするとこれまた圧倒され更に緊張。

薄紫の塗装を身にまとったそのヘッドは、これぞ新型!そしてこれまでの輸送トラックのイメージを変えるほど美しい姿でした。

    

いよいよ入場されたのが3軸の箱型トラック。担当車両です。

この車両に携わったのは

北海道の カービューティープロHARA,カービューティープロ札幌ドーム前

飛騨高山の カービューティープロFaN

そしてカービューティープロ115 各プロ1名の計4名。

    

キャビン部分は、CBP HARA,CBP Fanが担当。

CBP115とCBP札幌ドーム前は左右に分かれエンジンルーム、およびシャーシーの艶出し担当。

 

磨きを行わない一見地味な作業と思われるでしょう。

展示車ともなると、汚れひとつない状態で見せなくてはならないわけです。

初参加の私も、初めはこんな感じで良いのか?と手探り状態で進めましたが、どのレベルまで綺麗であれば良いか、その判断は直ぐに見極める事ができ、まさかここまでは観ないであろうシャーシーの奥の奥まで潜り吹き上げ艶出しをおこないました。

私が担当したのは右側面。実際の一般公開日からは体験乗車の列もあり、仕上げた面は全て人人人w

どんな状態に仕上げたか撮影すらできませんでしたw

    

SCANIAを仕上げたこの1日でおおよそコツは掴みました。

限られた時間内で最高の展示仕上げをする!

磨きこそ技術!それは間違いであり、1台の巨大な展示車両を仕上げるにあたりチームワークこそ全てとなり、スピーディーにそして確実な見せ方をさせる術は身につけたと言えるでしょう。

既に現在店舗施工ではその一部を反映させています。

    

運転席にも乗りましたが、単なるトラックではありません。

大陸横断を前提に作るトラックメーカーである為、車内のお居住性と操作系は快適と乗用車並みの装備!

これなら海外で大陸横断の輸送専門でヘッドを改造して生活の一部にするのも分かります。

 

日本の輸送業界ではSCANIAのドライバーになれたら一人前の運転手と認められるようです。

安くてもヘッドだけで4000万以上するわけですから、会社も信頼して任せるという訳ですね。

 

そして24日は三菱自動車。

担当した車両は アウトランダーPHEV。

こちらは車体の拭き上げから艶出し、車内のバキューム等、日頃の店で行なっている一通りの作業。

ただし!ほぼ開場直前のブースで床は既に養生が剥がされた状態で水は近くまで持ち込めない。

足の数を減らして拭き上げを行い、短時間で仕上げなくてはなりませんでした。

 

特に気を使った場所は、フロント回りとメッキ部分の艶出し。

ホコリや指紋が無いように筆なども活用し、ムラなども残さないよう仕上げ。

トラックとは異なりいつもの目線で見られる場所であり大きさですから、細部の仕上げだけは完璧。

これは日頃の経年車仕上げ方法が役に立ったと言えるでしょう。

 

今回のモーターショー、作業中は新参者でチームワークを乱さないのを心がけていまし、撮影禁止もありましたので一切の撮影ができませんでした。

 

モーターショーは人混みで見たい場所すらゆっくり見れない印象でしたが、開催前の会場での作業は音響も準備段階で開催中の音楽とは異なり、最高の音響でテスト音源として曲を流すなど、BGMとして聴くには最高な現場かなと個人的に思いました。

 

モーターショーの仕事、夜勤とか時間に煽られる仕事なんてやらないだろ~~と思っていました。

 

しかし実際にやってみると、今回の仕事は割と楽な部分であったかも知れませんけど、日頃経験出来ない点、そして仲間とのチームワーク、更には情報交換なども出来、実りある仕事であったと言えます。

今後も店舗を維持しつつ、可能な限りイベント作業も組み込んでいければと思いました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください