こんにちは。カービューティープロ115のヨシノです。
これから暑くなる季節、フィルムキャンペーンの一番乗りは過去に一度洗車でご来店頂きましたZ32です。 たった1度とはいえど、印象的な車で、尚かつ素晴らしい程のコンディションを維持しているZ32 車もさることながら、オーナー様の印象も忘れた事はありませんでした。 久々のご連絡、そしてご予約を頂いたとき、嬉しさを感じたのは言う間でもありませんw
実質3年ぶりのご来店で、現車を見たとき、絶句でしたw 素晴らしいの一言。 この状態を維持するにも、苦労は尽きないでしょう。しかし、このデザインは今後は出て来ない。 すると、どれだけ費用がかかろうがこの車を維持したくなる。これがホントの愛車を大切にする心なのではないかなぁ〜と思いました。 今回のご依頼は、リアガラスのフィルム張り替え、そしてTバールーフのフィルム施工です。
内外装、ともに各部補修などされていますが、、、フィルムは?リアゲートはおよそ10年前の状態だったそうです。
10年前から1枚貼りが普及していたか?シュリンクの技術はあってもカーフィルムとして成型の考え方があったかは不明です。 いざ剥がしてみるとご覧の通り2分割でした。 剥がし始め、フィルムの劣化が進みすぎており、尚かつ粘着剤の強度が有りすぎるて、フィルムが破断する程の状態でした。 この年式の車、無理に剥がせば熱線を剥離しかねません。ゆっくりと、小面積で抵抗を少なくしながら剥がします。 しかし、2分割のリスクがここで露呈されました。
2分割カットの場合、熱線でカッターを入れます。その際、熱線をカットしてしまうリスクがあるんです。 剥がす前の状態は、見た目1枚貼りと思える程の突き合せでした。見事な仕事です。
幸い、熱線を覆うセラミックプリントだけが剥がれただけのようで、銅線自体は無事です。 2分割、3分割の難しさもあるのですが、このリスクだけは後に影響がでます。 フィルム施工の場合、今回のような貼り替えを考慮した施工をするのが現代流だと考えています。
熱線の件についてはオーナー様にもご報告させて頂きました。 ショックを受けていらっしゃいましたが、ある意味軽傷で済んで良かったと思います。 ※Tバー施工は集中のあまり、撮影できませんでした。ごめんなさい。
リアハッチガラスに施工したフィルム、3M スモークIR20 Tバールーフに施工したフィルム、3M ピュアカット80 早速お客様からご報告を頂き、お引き渡しの帰路、暑さが軽減されたようです。 ただ、Tバールーフに加え、車内空間が狭い事から、籠る熱量もそれなりにありますのでご了承下さい。
23年も経過した車両。このコンディションはメーカーの日産も喜ぶでしょうね〜 最後に、完成されたデザインを、私好みのアングルと、オーナー様の惚れ込む箇所を撮影致しました。
スポーツクーペの直線的なライン、どのアングルをとっても絵になります。
オーナー様の惚れ込む場所が、このアーチ。Tバールーフの2シーターは意外にもボディー剛性が良いと伺った事があります。 Tバーを外してのドライブは、サンルーフ装備車よりも開放的なんでしょうね
この度は当店をご利用頂きまして、誠にありがとう御座いました。 これからも素晴らしいコンディションのまま、30年を目指して維持なさって下さい。