当店ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
西東京 カービューティープロ115のヨシノです。
久々の更新。ようやく一息つきブログ原稿に頭を使う時間ができました。
しかし先週15日から予定していたスケジュールは雨により全てリスケ。
そして夏季休暇に突入。本来ならば4日間のお休みだったのですが結局15日からお休みモードでしたw
だからと言ってリスケだから何もしていないか?と言ったらそうではなく、
偶然にもそのタイミングで、いずれスケジュールを組まなくてはいけない車両を終わらすことができたので
結果はオーライでした。
そして今も台風10号がカンバックして、さらに規模を増して本州接近とか・・・・勘弁してくださいw
台風の合間、8月19日は、1ヶ月以上前から予定していた「ラー飯能で爆走楽しむ会」を実行することができました。
実に恵まれた天気!朝から晴天!しかもあっつい程の天気!
予定の合うメンバー(お客様)との集い、今年も楽しめましたので、これは後ほどレポートします。
さて、今回はネオクラシック。Mercedes Benz 190D(w201)のリフレッシュ計画。
まず一本の電話から始まり、さすがに年式的にも見なくては判断できない車両。
ご都合良い時にご来店いただきまして、施工のご希望内容をヒヤリング。
お車の状態を見て、施工料金も何をどこまで行うかで積算させていただきました。
施工内容)
●車内ルームクリーニング・・ルーフライニングを除く
●ホイール脱着洗浄
●フィルム全ガラス施工
●ボディーコーティング
ある意味フルコースです。
この年代のMercedesを乗り続ける理由はただ一つ。この形が好きだからに尽きるでしょう。
この時代のドイツ車は、過剰品質の時代とも呼ばれていました。
車が好きな人にとって、近代的なテイストを好まない方もいらしゃいます。
古き良きという言葉がそのまま当てはまる190D、まずはルームクリーニングから。
まずはバキュームを徹底的に行いまして、
ドライで吸い込める塵は全て除去!
リアシート、またはその周辺にはダニがいるような話を伺いましたので、集中的にクリーニング。
ルーフライニングは、素材が塩ビでしたので、優しくクリーニング。
ダッシュボードはぎっちり艶出し剤が塗られておりましたので、これも除去。
艶出し剤を塗ってはいけないと言わないんですけどね。
ただ綺麗に見せるだけの艶出しって、結構危ないんです。
ダッシュボードは乱反射しますから、フロントガラスが醜くなる。
艶出しの種類によっては、素材劣化のスピードが速くなる。
正直あまりメリットはないんですよ~
なので、当店でも仕上げの際、艶出し剤はご希望がない限り塗りません。
そしてクリーニングの結果は
年式相応だと思います。車は動きます。そして外気も入ります。
積もった汚れを取り除くだけで、座った時の感触が違いますから、
車とはいえど、ある程度年数が経過したら、ルームクリーニングは必要とです。
続いてはフィルム施工。
リアガラスにはリンテック プレミアムシリーズHCD-10G、フロント3面にはリンテックIR-90HDを施工。
ただ、リアガラスの熱線。銅のサビが。。。。この洗浄が大変でした。
運助透過率 施工前75% 施工後 助手席73% 運転席74%
フロントガラス 施工前79% 施工後78%
施工後に幾つかの疑問が、、、なぜか不思議な傷がある。。。
施工ツールでフィルムに傷が入るケースもあります(下準備を常にしないといけないと反省)
でも、今回の施工では、私自身の手の動きとは異なる傷の入り方。これが疑問でした。
ガラスに傷が入っているのか、、、それとも私が入れてしまったのか、、、
いずれにしても、一部埃が噛んでしまっていたため、貼り替えをすることにいたしました。
高年式車の場合、これまでにどんな手入れがなされてきたかは不明です。
場合によっては適切な処置をされなかったがために、無駄に傷が入っている可能性もある。
それが高年式車のリスクでもあります。
続きまして、ホイール洗浄。脱着をしてタイヤハウス内も洗浄します。
覗き込むと、現代の作り方とは骨格面からして違う。シンプルな作りの中に丈夫さを感じました。
一番手を焼いたのがダストの洗浄。ダスト膜が焼き付き剥離しない。。。
剥離分解するために複合技を使うが、細かいダストは爪の間に入り込み、それが数日落ちませんでした(汗)
そこまでしないとブレーキダストって落ちないんですよ~
こまめに手入れするのが固着を防ぐコツです。
続きましてボディー
どこがオリジナル塗装か、見た目ではわかりません。
この年式ともなると、各所リペイントされています。
今回はお客様から、トランクリッドはリペイントです。とアナウンスがありましたので、
とりあえずボンネットをテスト磨きとして手を入れてみました。
磨きによる手応えはあります。この時までは。。。後に忘れていたある事を思い出す。
ルーフに至っては、磨きが入った痕跡もあります。
中途半端なため、磨き傷として残っていました。
そして完成。深すぎる傷、イオンデポジットは追わずに美観を取り戻します。
コーティングは、塗装がどの程度耐えうる状態であるか、不明な点が多かったので
あえてガラスコーティングにはせず、PCX-500のケイ素系ガラス繊維コーティング(親水タイプ)にいたしました。
車の状態に応じてご提案するのもプロの仕事です。なんでもかんでも最高を提供してはトラブルになります。
この後、ボンネットの塗装に過去のシミが再発したとの連絡がありました。
そこで思い出したのが、この年式の塗装、クラックが入りやすくなっていることを思い出しました。
後日お立ち寄りいただいた際に確認すると、クラックではありませんでしたが、それに近しいシミ。
ボンネットがオリジナル塗装だとすると、劣化進行は表面を整えても続いて、即再発した現象と見受けられました。
この場合、磨きを入れても再び発生してしまいます。
最終的にはボンネットをリペイントする以外方法はありません。
このモデルの高年式ゆえの宿命な部分です。
前後ホイールは再び綺麗にリフレッシュ
リペイントのトランクリッド、サイドパネルも綺麗に
完全乾燥後のシート
サイドサポートの汚れも綺麗に
リアシートも同様にリフレッシュ。
加えて除菌も行いました。
リアのエンブレムは要望により撤去。テールはスッキリ仕上げ完成です。
ネオクラシックの領域に入る車両、クリーニングと言っても、完全新車のようには戻せません。
ある程度で止める。それも素材をいたわる施工方法。
今回は、ある場所をやり過ぎてしまったため、その部位は責任を持って交換することにいたいしました。
現在手配中です。もうしばらくお待ちください。
入荷しましたら、ご連絡いたします。
Mercedes Benz 190D フル施工な作業を行いました。
全てにおいてリフレッシュするには、やはり交換した方が良いパーツもちらほら。
でも、この時代のクルマ作りは、今のようなアッセンブリーという考え方がなく、
細部における細かい技術が、当時の先端を導入していたのかな?と思う部分もあり良い経験となりました。
過剰品質と言われる時代の車種、言われれば納得の1台です。
新しいものを追い続けるのも楽しみ方です。
古いものを大切にするのも乗り方です。
古い車の場合、電装系の劣化も懸念されますので、十分ご注意ください。
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
<<9月営業スケジュール>>
下記の日程は通常の営業時間よりも早く閉めさせていただきます。
9月6日、8日、9日、27日(17時で営業終了)
9月26日(臨時休業いたします)
当店では年間通してキャンペーンを行っています。
愛車をもう一度綺麗にされたい方、是非ともお問い合わせ下さい。
下記URLを是非ご覧ください。
http://www.cbp115.com/campaign/
ご利用、心よりお待ちしております。
皆様の大切なお車を、1台1台丁寧な作業と仕上げを心がけております。
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