カービューティープロ115 航海日誌ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
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先日ご相談のメールがありました。
車両はヴェルファイア。
現状のスクラッチ類の研磨は可能なのか?それを現車を見てご判断いただいきたいと言った内容でした。実際にご来店いただきまして車両を確認しました。
まず感想、洗車傷というよりも至る所バフ目だらけ。
傷よりもそちらが目立ちましてオーナー様へ伺ってみました。
とある業者に数ヶ月前に仕上げてもらったばかり。引取り時は綺麗だったのだけど、次第にこの有様に。。。
この有様と言うのは、いわゆるバフ目の事。気が付かない方は一切気に留めない模様ですが車にこだわりを持たれている方にとってはそれが何を意味しているのか一目瞭然なのです。
全体を捉えると艶が上がっていて綺麗に見えます。
そして洗車傷もいくつかあります。これは普通の方が見たらわかるレベル。
一番目立つところのバフ目
そして酷かったのはバンパーなど磨いていないという事実。
これで十数万の施工を請求した業者、はっきりと言わせていただきます。
このような仕事をするくらいなら辞めたほうが良い。
クレームと言うのは、受けた時がチャンスと思うべき。自分の腕、至らぬところがない?
いや、あると思って日々成長しなければ上達はしません。
その時がどんなに忙しくても、クレームを受けたのであれば、時間を作って仕上げ直すのが職人。
そしてその時に吸収できる事の深さを知るべきです。
今回のヴェルファイア。ソリッドブラックの盲点でもあるところに全て粗がありました。
磨きの奥深さの一つに、一度磨かれた車両、中途半端な磨きがされている箇所をもう一度仕上げるのが面倒。
でもですね。磨きっていうのは結果なんです。
これが結果。そしてガラスコーティングが全てではありません。
保管環境、洗車のサイクル、ご使用のサイクル、所在地などを考慮して、パネル表面の悪化を抑制しつつ、管理しやすい状態にして、そしてどうやったら持続させていけるか、それを組み立てて提案するのが専門職のできる事。
今回はあえてポリマー系親水コーティングPCX-500で仕上げました。
親水系で、あえて効果を短くさせることで更に親水の方向へ導く。
それによりイオンデポジットが発生しないようにするのが目的。
およそ半年後にメンテナンスでもう一度PCX-500を塗布すれば効果は戻ります。それが狙い。
この理論にオーナー様も納得いただきました。
ただ最近駐車録画機能のあるドラレコも普及してきて、この車両も例外ではありませんでした。
24時間監視モード、常時バッテリーは消費します。それをオフにしていなければ、店内でバッテリーが上がり充電をしなくてはなりません。
ヴェルファイアもバッテリーが完全に上がり、動かすことができなくなりました。
数時間充電して復旧いたしましたが、お車の状態、必ず告知いただけますようお願いいたします。
綺麗に仕上げたヴェルファイアでしたが、私が磨き上げたパネルもいくつか粗を発見しましたので先日もう一度お預かりしまして全体的に整えるための軽研磨、更に美しく完璧に仕上げました。
コーティング業者、あちこち見かけるようになりました。
本当に業者選びだけは慎重にならるようにしてください。
高額な施工が全てではありません。ご自身が疑問に抱くこと、全てを質問してみてください。
それに答えられない施工店、または説明されてもまとを得てないようでしたら技術はないと思って良いと思います。
施工されなくても構いません。疑問に思うことがありましたらご連絡ください。じっくりご説明させていただきます。