カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
通常施工、つまり磨きの仕事に至っては定期的にお問い合わせをいただいております。
ところが、忘れた頃にやってくるのがルームクリーニング。
先日のL/C200のルームクリーニングのように通常の使用によるクリーニングならスケジュールを決めさせて頂きそれまでお待ちいただくこともできます。
嘔吐の場合は違う。緊急を有する話。
ですが、磨きの仕事で数日有する場合、それが半月先までご予約が入っている場合、それでもルームクリーニングを優先することはできません。
全てはご予約優先です。
今回のルームクリーニング、お子さんが座られている場所で突如嘔吐。
オーナー様が重曹にて応急処置をしていただいたお蔭でご家族にノロウィルス感染等発生はしなかったようです。
スケジュールは埋まった状態の中、唯一時間を捻出するならば、日曜日に行うしかない。
11月3日にお預かりしまして、4日引き渡しの作業で行いました。
嘔吐物を表面的に処理をしたとして、それで十分かと言うとそうではない。
嘔吐物はどこにどう流れていくかわからない。
過去にエスティマセカンドシートの処理をしたことがありましたが、樹脂カバーの裏側とか、構造物の隙間とか、予想以上に広がっていました。
普通車のようなシートでしたら、シートを取り外せばクリーニングはできます。
バクテリアで消臭をさせて、仕上げクリーニングを行い除湿。
大したことない仕事のように思えるでしょう?
目に見えるところしか見ていなければ大したことのない判断です。
思いもよらぬところに流れていくのが嘔吐物ならば、水の流れと同じように上から下に流れる。
それを追っていく。結論は想定外なところまで流れ、それは未処理な部分となるのです。
お子さんの場合、匂いに敏感なのかもしれません。
特に新車の香りと言われるアウトガス、その匂いに酔うお子さんもいらっしゃいます。
ドライバーがお父さんならば、お子さんの様子はルームミラーで声かけと確認をしてみてください。
吐いてからでは遅い。吐く前に予兆があります。その予兆を見抜くのは両親でしかできません。
その子の特徴を知っておられるから親だからこそ出来ること。
エチケット袋を車に用意するのも必要ですが、吐く前などにそんな冷静なことできませんよ。
それを見抜くのが親の役目だと私は思います。
例えば、お子さんの場合、お腹が空いて、たくさん食べれる時、後先考えずにたくさん食べます。
その後調子に乗って遊んだりして、その場でケポッと吐いたり、車に乗った途端の揺れで吐いたり、ちょっと時間が経過したあたりで様子の変化が表れます。
なんでも好き勝手に食べさせるのではなく、移動時には節度を持って食事させるのも必要ではないかなと思いますし
車酔いするお子さんならば、きっと三半規管が弱いのではないかと思います。
参考までにURLを添付しておきます。参考にしてみてください。
↓エスエス製薬URL
https://www.ssp.co.jp/aneron/cause/type.html
最後に、よくブルーの養生を貼りっぱなしにされている方を見かけます。
あれはご存知とは思いますが、金属のマスキングフィルムです。
いつまでも貼っておくものではありません。
あのフィルム、再剥離可能な粘着剤で貼られてています。
弱粘着剤、長時間貼り続けていると強粘着になってしまうツワモノです。
あくまで製品として収め、それが車に装着され、その車が登録されて初めて剥がして良いものとなる。
それまで傷つかないようにするためのフィルムなので、納車されたら即座に剥がされることをお勧めいたします。
今回のオーナー様にもご説明しましてフィルムは剥がさせていただきました。
剥がさないと、来年には剥がれなくなるか、断片的に残って見窄らしくなるか。。。
そうなる前に処置いたしましょう。