カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
今年はラッピングのご相談がとても多い年になったような気がしています。
特にモールラッピングは何台やったかな~と思うほどご相談が多かった。
今回のお車もおそらく過去のモール研磨等記事をご覧になられてご依頼を頂けたのだと思います。
ドイツ車、特にMercedes Benzのモールは幅が広く、雨や夜露に晒されているお車の場合1年で酸化してしまいます。
毎日拭いてください!と言っても、いつのタイミングで酸化が始まるのか、それは正直わかりません。
私自身の車もブラックアルマイトがどの程度で酸化が進行するかをテストしましたが、1年半でかなり浸透していました。
毎週洗車していても防げないと言う事です。
簡易的予防策は、素地よりも何かコーティングをしてあげる事で防御力は高まります。
さて、今回のCLA SBのご依頼はモール研摩とラッピングです。
モール研摩専用の研磨剤を使用しますのでなるべく広い範囲で養生をいたします。
今回はかなり大胆に、まるで台風対策のような状態、これ決してふざけていません。
マスカーが暴れないようにするためにこうするしかなかったのです。
シルバーの部分は薄っすらとした酸化。
後席ドアのブラックアルマイト部分はちょっと深いかな?
洗車をしてもこの酸化の状態を見る度にガッカリする気持ちわかります。
右が研磨した状態。ツヤ感が上がってしまうのは仕方ないです。
ただ全体像としてツヤがあるとモールのツヤはそれほど目立たない。
むしろリセットされる事で悩みから解放されます。
モールを左右セットで交換すると10万以上しますからね~
さて、ここでモールはすべてリセットされました。
綺麗に拭きあげて脱脂まで行ってこれで終了でもいいじゃないのw
いやいや、これを保護するためにラッピングを行います。
いきなり完成型。
カーボン調をリクエストされましたので、Aピラーからのいアーチと
ドアのパーツ全てにカーボン調を施工。
過去に私自身もカーボン調を張ったことがあったのですが、それはダイノック。
ちょっとカーボン目も大きくて張った後にしつこく感じてしまったんです。
その印象があったのですが、今回の施工では違和感がない。
むしろ綺麗に収まった感があります。
そして追加リクエストでルーフスポイラーもラッピング。
ここはエッジの部分が浮きやすいので施工は慎重にちょっとしたテクで仕上げました。
同色よりもアクセントがあると雰囲気変わりますよね。
仕上がりはとてもご満足いただけました。
ちょうど施工前の雑談で、私のバイクパーツも手を入れようか考えてますと話をしていまして、
このラッピングのチャンネルで頭が働いている時に一気にやってしまわないとならない。
そんなわけでこちらも一気に仕上げました。
Ysギアから販売されているXSR900用のシングルシートカウル。
なかなか処分に困っていたゴールドブラッシュドメタリック、こんな風にモデファイしてみたかったんです。
こちらも成功! 結構評判良いですw
ラッピングに至っては永久なものではありません。
いずれは剥がす時も来る。あくまでモールの保護フィルムとして理解して下さい。
気軽にイメージチェンジできるアイテムであるため価格も高くは設定していません。
ただし、モール研磨と合わせて施工となると料金は高くなることもご理解ください。