カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます
1月の施工スケジュール、現段階では全て埋めておりますが、下旬で空きが出る可能性があります。
施工をご検討いただいている方がいらっしゃいましたらお問い合わせください。
さて、S1000RR レースラッピング その2でございます。
まずはアンダーカウル仕上げ
前回アップはざっくり数種のカラーパターンを配置したに過ぎない状態。
今回はさらに差し色を入れていきます。
まずは赤い帯を入れ、後方にはBMW Mカラーを配置。
アッパーカウル、4色を配置、このライトもステッカーです。
カウル単体で見ると全くイメージが湧きませんよね~。
デザイン画から各部を取り外すように頭で考えながら立体的にイメージしました。
本当このデザイン画があることで仕事が捗りました。
ただし細かいか箇所は私のアイデアを盛り込むことで合意頂きましたので、
アッパーカウル裏側はマットブラックを取り入れ配色のスタートに統一感を出しました。
スクリーン裏側、ラムエアーの取入れ口、アッパーカウル下側もマットブラックを配置。
これで下地を全て消すことができました。
サイドカウル、一番大変な場所でした。
裏側は、アッパーカウルが繋がる場所なのでマットブラックを配置。
特に右側が大変でした。
複雑な3次元立体なので、当然のことながら1枚貼りなど不可能。
それをいかに1枚のように見せるか、これもまた工夫です。
サイドカウル、タンクからの繋がり、ダイアモンドブルーメタリックもシートカウルに配置しました。
バイクの場合、特にスーパースポーツの場合は熱問題で剥がれる可能性があるため全ての箇所に裏処理を施し、
さらに各部テンションが掛かっている場所には熱処理をして定着強化をいたします。
フロントフェンダー、これが厄介でした。
ABSパーツへの貼り付けは不可能、その一瞬は貼れますが、定着はせずに剥がれます。
塗装されていれば別です。
このフェンダーは無塗装のマット調。
貼れないのではなく、貼るための工夫を施してみました。
タンクカバー。
サイドカウルから繋がるパーツの一部になり、これがタンクへ繋がります。
タンクカバーの一部、ここは本来ダイアモンドブルーメタリック、一部がブラッシュドアルミニウムだったのですが
ここは黒でも良いのかな?と思い、ですが少しアレンジしようと思いカーボン調にいたしました。
タンク、これは純正を使用します。
ご覧の通り元のボディーカラーはレッド。
これをTONEカラーをベースにアレンジしたのが今回のカラー配置。
同じようにコピーをする事は出来ても、カラーを変えてアレンジすのはセンスが無ければ色気違いになってしまう。
今回のカラーチョイスは完璧でした。
シルバーをベースにブルーとゴールド、一部にレッド。
このセンスを際立たせるためにも、ヘアラインの方向性は全て統一させました。
実際に仮組みして初めて全体像を知る。
この段階で既に達成感を感じていました。でもまだ手直しが必要な気がする。
それを感じましたので、さらに数日お預かりして経過をみました。
時間を置くと弱い部分が出てきます。
それをさらに潰して精度を上げていく。
熱に耐えられる仕上げを目指し、細部を完璧に密着させます。
毎回レースに走るわけではなく、オフシーズンでは展示されるともあるため、見られても恥ずかしくないラインで仕上げました。
店舗での作業はここまで。
車体は持ち込んでおりませんでしたのでは車で納品。
ステッカーのオーダーもいただきましたので、その打ち合わせも行い製作。
ということで、ここで完成に至らずw 完成は後日モトラッド花園店にてステッカー貼りまで行い完成となります。