カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます
今回はタイトルにもあるBMW S1000RR レースラッピング。
撮影した枚数が多いので文字少なめに、2回に渡ってご紹介します。
ご依頼は現モトラッド飛鳥山店様から、市販車のS1000RRをレース仕様にして
カウルも全てレースカウルに仕様変更。
当初はラップ塗装で仕上げる予定でしたが、ランプル帳を渡し、ラッピングで出来ることの豊富さをご理解頂き、今回全てのパーツをラッピングする事になりました。
カウル点数は合計5点、フェンダーとタンク、合わせて7点にフルラッピング。
まずはシートカウルから着手いたしました。
完成イメージをデッサンしていただき、それに合わせてライン出し。
どのフィルムを下にして上から被すか、全てはソリッドの段階から完成形をイメージして挑みます。
ゼッケンはこんなイメージ。
リアシートのデザインに一部くぼみがあり、この部分は別パーツで貼りました。
ダイアモンドブルーメタリック、トップはブラッシュドアルミニウム
形状がら2分割しなくてはならない場所は貼り分けます。
ですが、なるべく1枚で仕上がるように工夫。
続いてアンダーカウル
主体はブラッシュドアルミニウム、後部はソリッドホワイト。
大きな面積で、段付きのプレスがあっても形状に温めて密着を高めます。
各カウル、もちろん入念なる脱脂を行った上での施工です。
アンダーカウルは終了。再びシートカウルに戻ります。
ゼッケン部分、そして差し色を入れる。剥がれ防止の裏処理も行い、加えて熱処理。
つなぎ目を目立たなくするためにダイアモンドレッドメタリックを入れましたが、これがなかなか手ごわい箇所でした。
続いてタンク周辺
ここは左右で形状が異なるため、その形状をしっかり頭に叩き込みます。
タンクはタンクとタンクカバーの構成です。
ここぼブラッシュドアルミニウムとダイアモンドブルーメタリックの配色。
アッパーカウル、ここはメインの顔なります。
配色のバランス、色の角度も密に連絡を取りながら修正をいたしました。
なんの配色もなく、単なるブラックの樹脂面、とにかく驚くほどに軽量なカウルです。
それをただラッピングするのではなく、さも塗装したかのように数色を入れるのもデザインがあってこそ。
完成度の高いデザインならば、施工する側も本気で取り組めます。
次回は完成までをご紹介いたします。