カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
ラッピングについてのお願いがあります。
昨年から結構な頻度でモールへのラッピング施工をご依頼頂いております。
ラッピングに至りまして、施工の相談と見積もり依頼としてメールをいただく事がありますが
どんな材料で、どこに貼るのか、その面積や形状はどのようになっているのか、
やはり一度現車を見て、ご希望を伺い、そこで正確な見積もりができるようになります。
ラッピングのご相談に至りましては、価格を比較するために見積もり依頼をされるのではなく
直接でも良いので一度お越しください。
出来ること、出来ないこと、どのような状態になるのかを具体的にご説明した上でお見積もりをいたします。
ラッピングについてのお願いでした。
そこでMercedes Benz CLS モールラッピングに続きます。
まずは<現象>
メールでご相談を頂きまして、状態を把握するためにご来店頂きました。
素材はブラックカーボンをご希望、
施工の場所はドアモールと、モールアーチ、リアスポイラーとフロントグリルの一部
Mercedes Benz の場合、アルミモールの面積が広い
雨ざらしにしておくと1年で酸化が進行してしまいます。
お話を伺うと、モールは既に3回は交換されてきたようなのです。
購入された業者さんではモールを割安で交換してくれるそうなのですが、
ディーラーでは1台分交換となると10万越えの単位となってくる代物。
割安とは部品取りして磨きを行って中古部品として交換しているのかな?
それしか考えられません。
でもその手法は良いですよね。
素材としては車種の数対応しなきゃならないので飽和状態になりそうですが
確実に需要はありそうです。
一番良いのは重症になる前に磨きで表面処理してしまうのが格安ですけど。
このCLSに至ってはかなり重症です。
一度磨きが入っているからここまで進行してしまったのか。。。
または磨きも中途半端で過去のが残り、新しいのが加わりここまでなったのか。。。
今回のご依頼では磨きは入っておりませんのでそのままラッピングに入ります。
トランクスポイラー、ここもカーボン調にいたします。
カーボンは過去の経験から素材の協調が強すぎて場所によっては不自然に感じてしまい、
特にモールなどは協調が強くなるんじゃないかな~~と思いました。
そして<結果>
貼ってみると驚き、主張は強くなりますが、そこまで強くなく、綺麗に収まった感じを受けました。
過去のそう感じたのは3Mのダイノックで、あれは柄も大きくあまり光沢もないのでそう感じたのかな?
エブリーデニソンのカーボン調、極めて自然なツヤ感。セミグロ感といいましょうか。
ドライカーボンですと表面はマット調になります。
ラッピングの場合、表面グロス感が強くなるとウェットカーボンに似せて作っている雰囲気になり、
ファッション性としては良いのですが、本物志向の方からするとフェイク感が浮き彫りに。
でもこのラッピングはちょっと距離置いて見る分には本物にも見えそうな素材感です。
トランクスポイラーも綺麗に治りました。
スポイラーに至ってはエッジの部分が剥がれやすくなるため貼り方も工夫が必要。
熱により剥がれるケースもあるため、もし剥がれた場合は貼り替えも承っております。
最後にフロントグリル。
もともとマット調。いや本来はメッキであり、そこにマット塗装をされていました。
塗装も下地処理が施されていないため定着はしておらず
貼って貼り替えの際に塗装を剥がすトラブル。仕方ありません。
エンブレムも3ポイントの部分と円周は別貼りです。
全体的に一体感で仕上がったCLSですが、パーツがリフレッシュされると塗装もきになるところ。
実は今週磨きでご入庫いただく事になっております。
そしてこの施工は昨年の作業w
まだ去年のネタを更新していたのか!と突っ込んでくださいw
さて一段落したので確定申告の準備でも始めようかと思います。