カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
最近部分ラッピングのお問い合わせが増えております。
気軽に部分的な場所の色を変えると言うのが良いのでしょうかね?
ご相談はお電話もありますが直接お越しになることが殆どです。
ですが当店も作業中、特に磨きの時はシャッターを閉めております。
直接お越しになる際、シャッターが閉まっていても店内には居りますのでお電話にてお知らせ下さい。
まずはBMW 2シリーズのラッピング。
本来リアバンパーは同色なのですが、Mスポーツだとここがマットブラックかマットガンメタになります。
ですが、2シリーズのアクティブツアラーだと同色なのでしょう。
そこでオーナー様はマットシルバーをチョイス。
さり気なく色を変えると行った感じです。
ここを露骨にブラックにすると雰囲気変わりますからね。
ご注意ください!
この施工前に、色合わせで一度お越しいただいた上で材料を調達していますので、
施工の際はお打ち合わせが必要です。お打ち合わせ時に材料等含めた見積もりをいたします。
あらかじめ単価設定をしていないのは、形状により値段設定ができない為です。
ご了承ください。
次。
メルセデスベンツ CLAシューティングブレイク
リアバンパーの一部分
グロスブラックのパーツ部分ですが、こちらにブラックカーボン調のフィルムを貼ります。
はい!どうでしょう。
全体的にグロスからマット感に変身。
ここ最近の車で各所パーツがグロスブラックの物が増えております。
でもこのグロスブラックですが、塗装じゃないんです。
成型技術も進化し、塗装を加える事なくグロスブラックに仕上がる。これ革新的だったでしょうね~
塗装工程がなくなる分コストも下げられるわけですし、何よりも美しいです。
ですが、射出成型品のデメリットな部分が存在するのをご存知でしたか?
BMW MINIの樹脂フェンダーアーチ、または無塗装の樹脂パーツを使用している車など
経年で見られる縦シワの射出成型跡、可塑剤が抜けた後に発生する現象です。
グロスブラックで見られる現象も同じ傾向にあり、紫外線による変色が発生いたします。
塗装なら起きないこのような現象、想定外だったでしょうね~。
そもそもこのシューティングブレイクのフロントには社外メッキパーツが装着されていました。
でもオーナー様はそのメッキパーツ装着後にお気に召さなかったのかカーボン調にされたいと言う事でお越しになりました。
L型の堀が深いタイプは折り返し内側などが結構難しい。
内側から攻めれば外に伸ばしつつ広げなくてはならないので破断する確率が高くなる。
外側から攻めれば無理に内に伸ばしますので照り返しの熱、走行熱などで剥がれる恐れがある。
なんとか張り込みはできましたが、装着後の様子も見ていただき経過観察といたしました。
バンパー中央の部分にもカーボン調。
本来ここはボディー同色のホワイトですが、ここをカーボン調にする事でAMG風に見えるようになります。
当店の考え方として、やはり素材の耐候性を考えるとボディーラッピングは部分的がコスト面で無難と思います。
高い金額を支払いボディー全体をラッピングしても、フィルムはMAXで5年の耐候性しかない。
その感に素材から可塑剤が抜けてフィルムが硬くなっていくし、場合によっては縮みます。
塗装は守られますが、剥がす際のリスクで何が起こるかわからない怖さは想像できません。
部分的ならば目的がはっきりしていますので短期間で割り切ることもできますでしょう。
塗装よりもアルミモールなどの腐食を守る!この用途にはピッタリだと思います。
ただカーボン調といってもあくまでフェイクです。
ウェットカーボンの光沢感とか、本物志向のドライカーボンとか、似ても似つかぬ素材感です。
それと、たまに問い合わせであるのが、無塗装部分への施工。
これは不可能と断言しておきます。
バンパーへの施工は、そこに塗装があるならばそれが被着体となりますので定着致します。
無塗装部分、そこにはシボが存在し表面積が広がっています。 点粘着。
そして可塑剤が出ている為仮に晴れたとしても可塑剤のアウトガスで素材が浮き剥がれてきてしまいます。
この現象は何度貼っても同じことの繰り返し。
無塗装で何か変化を求めたいならば、安く考えるのではなくしっかり塗装をすることを前提で考えた方が良いでしょう。
今回は部分ラッピングを中心にご紹介しました。
次回はフィルム施工。
ここ最近あった話で分光曲線を踏まえた内容をお伝えします。
フィルムメーカーが数値化して伝えたい事と太陽光線の熱量について。
この辺を掘り下げてお伝えします。
ーーーー現在のご予約状況 にいてーーーー
現在11月下旬、12月の施工枠にてご案内をしております。
新車の場合はコーティングでしたら一泊二日、複数作業が入る場合は二泊三日。
経年車の場合は、基本コース二泊三日からのお預かりにてスケジュールを組み立てております。
ご依頼の際、納車日が未確定でもおおよその日程でご連絡を下さい。見込みでリザーブいたします。