カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
寒残るはずのこの時期にして、気温が3月下旬と暖かい日が続いています。
毎年この時期は最高気温も10℃満たないはずであり、店も寒さで耐えれぬほどなのですが
昨日の気温は実に仕事のしやすい気温でした。
ですが、ここで密かに騒がれているのが春先の花粉。
今年は早まる可能性があると言われています。しかも飛散量も多いとか。。。
花粉が飛び始めたな~と感じたならば、朝車のボンネットを見てください。
かなりハッキリと黄色い膜が確認できたなら、それは花粉ですから放置せずに洗車をしてください。
どんなコーティングをしていても、花粉のパワーは尋常ではありません。
お車をキレイに保つためにも、洗車をしてください。
さて、今回はAUDI RS6。
V10 5.0L ツインターボ 580PSのエンジン、憧れの車でした。
こちらの車は当店常連様の車両。
毎回キレイに仕上げさせていただいておりましたが、何せこの手の車は古くなればなるほどにお金がかかる。
ご購入時に、ボディーよりも先に出費する部分をテコ入れした方が良いですとアドバイスしまして、
状態確認含め洗車と細部洗浄のみで様子みましょうといたしました。
それでは<現象>から
あれから1年が経過。いよいよボディーリフレッシュです。
カラーがシルバーブルー?淡い水色のメタリックなので、状態は極めて綺麗。
スクラッチも目立たない塗装です。
それをもう一度クリーニング。
淡色カラーは状態が目立たない。
傷も目立たなければ、イオンデポジットの有無も露天では目立ちません。
店内のスポットライトで確認すると、スクラッチ、イオンデポジットの数々。
1年前はほぼ皆無な状態だったのに、やはりAUDIの塗装は柔らかいのか~
そう思わせるほどの状態。
それが陥没しているものなのか、堆積しているものなのか。見極めなくてはならない。
でも今回の磨き方、バリュープランでの施工。研磨は深く追求せず仕上げる手法です。
ケミカルクリーニングの確認も行いません。
<結果>
結論から申しましょう。
イオンデポジットに見えたものは全て油膜のシミ。
その油膜のシミについては最後に解説します。
やはりAUDIの塗装は柔らかかったと思わせる研磨スピード。
軽く2工程の研磨でも本施工の仕上がりと同等なコンディションとなりました。
深いイオンデポジットは追いかけず。
バリュープランは全体的に光沢を再現させる施工です。
仕上げはSPGコート親水(テスト)
テスト理由、当店からほど近いオーナー様のご自宅、雨天の環境等は把握できるため管理方法は違っても現象における症状の把握ができるためです。
SPGコートの特徴、やはり1層のガラスコーティングよりも、完全2層コーティングの方が水の離脱が良い。
どんな施工でも初期状態は良いのですが、持続性では管理状態によって半年と持たない方もいる。
コーティングの役割は塗装の保護、脆弱な部分を克服した仕上げを見出し、持続性を持たせることを目的としているのがSPGコートです。
今回テストの親水、すでに手応えとしてあるのは、親水パターンなのに拭き上げ時の水の離脱がとてもスムーズ。
洗車時も洗車シャンプーがいつまでもまとわりつきますので早期乾燥によるシミの心配もありません。
親水パターンは水の接触角が寝てしまうため、一つの体積小さい水滴はいつまでもへばり付きます。
私個人の意見とすると、それがシミとなり目立ちそうで結構怖かったりするんですけど、乾くとシミも皆無。
側面なども早期乾燥したり、しぶきによる汚れのシミが残りやすかったりするのですが、親水パターンにはそれが見られません。
親水パターンが希望の方のために編み出した手法と言っても良いでしょう。
RS6のようなブリスタフェンダーのトップ部分、この場所がイオンデポジットになったら悔しいですからね!
それにしてもこのブリスタフェンダーは美しいと思いませんか?
フェンダー1枚も非常に大きい!ヘッドライトが全てフェンダー内部に収まる構造となっていることに驚きます。
汚れやすいホイールですが、裏側のリムまで全て固着したダスト類を除去いたしました。
2月に入りましたら検証洗車を行いたいと考えています。
1ヶ月間、洗車はオーナー様にお任せしていますし、ここのところ天気も不安定でしたのでどうなっているのか
この目で確かめたいと思います。
そして最後に、油膜のシミについて
市販の洗車用品も進化しましたね~。
RS6のクリーニング時、水を跳ね返すほどの撥水力に驚きました。
何を使用されているのか伺うとSONAXの拭き上げ剤。
濡れた状態でボディーへミストして拭きあげる。(説明書きにそうあります)
その膜が堆積したことで、まるでガラスコーティングの超撥水のような撥水パターンとなっていたのです。
でも、重ね塗りをすることは汚れを封じこめる事に繋がり
直接ミストは局所定着になりますのでムラとなりやすい。
使用されるならば、マイクロファイバーに吹き付けてからがベスト。
そしてあまり量を使わずに伸ばすよう拭きあげる。そうすることで油膜のレベリングも薄く済みます。
これだけ進化している用品もあるのですから、今後はメニューを考える必要があるかもしれませんね。
市販品の研究も含めて検討したいと思います。
さて2月のご予約状況、中旬と月末で空きがございます。
リフレッシュをご検討の方がいらっしゃいましたら是非ともお問い合わせください。