カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
8月末、今年の夏も終わりますね。
暑さ厳しい夏かと思っていましたが、既に朝晩の涼しさは秋を感じさせる気温となり
日中も熱中症になってしまうと思わせるような熱気と湿度ではなくなりました。
今年のフィルム需要、予測通り冷え込んだ感がありました。
お問い合わせとして多かったのはレインボーフィルム。
材料持ち込みで貼ってくれないかと言う相談が何件かございました。
基本的に持ち込み材料の施工はお断りしております。
特に、保安基準を逸脱するような素材の施工はいたしません。 ここは強調しておきます。
透過率70%以上で、フロントガラスは高めです。そのフィルムを貼ってもおそらく70%ギリギリでクリアするのでしょう。
だから今流行っているのだと思いますが、
前から見る限り、車内は何も見えません。
赤外線に対する透過はどれだけなのか?違反覚悟でスピード出さなきゃカメラに映りません。
でも、前から見えないって、解釈としたらスモークフィルムを貼るのと同じだと思うんです。
それと触ったことのないフィルム、どんな挙動を示すかわからない、仕上がりがどうかわからない、
その1発勝負の仕事は責任が持てません。そのため受けたくないのです。
自分自身の技術とポリシーを守るためにも違反スレスレの施工は致しません。
何卒、ご理解の程よろしくお願い致します。
さて、今回はBMW630i(E63)の雨漏れ修理。
わざわざ大阪からお越しいただきました。
経緯は、私が自分の車を修理してブログに掲載したのを見たのが切っ掛け。
ただ距離もあり、この修理だけを考えると移動費も宿泊費もかかりますのでそれが得策か、お客様に判断を委ねました。
そして上手くお休みも連結させてのご来店。
早速作業開始です。
ドアエッジプロテクターを取り外すと、、、初めて見ましたね~。既に修理してありました。
すごい量のコーキング剤で目止めさせたようですが、その効果も虚しく何箇所かサビが発生してました。
今年はなぜかE63 6シリーズの雨漏れ問い合わせが多かったんです。
特に西日本からの相談でした。
この際なのでポイントを公開いたします。
問題の箇所は上にあります。
ドアエッジプロテクターの目止め粘土、腰から下しかありません。
問題の箇所は腰上。
画像で青いマークをしているのが目止めのされていない場所。
その付近に溜まった水が車内に回り込んできてしまうんです。
Bピラーが汚れていたらBピラーから侵入し後席足元に水が溜まります。
フロントの足元が濡れていたらAピラーから入り込んで水が溜まります。
赤いマークをした付近から粘土があり、車内へ巻き込みますので下部の溶接部にサビが発生してしまうんです。
短時間の雨ならここまで回り込みません。
長時間の雨だからジワジワ染み込んで車内に侵入する。
乾きも悪いので溶接部はサビが発生する。
純正と同じようにコーキングをし直しても結局同じようになります。
問題の腰上箇所をしっかりコーキングし直す事が防止のコツになります。
私が使用するのはホルツのコーキング剤。
車で使用するのは少量なので、業務用のコーキング剤ほどの量だと余ってしまいます。
余れば乾いて使用できなくなりますからこのくらいの量で十分で片側1本使います。
ドアエッジプロテクターも、腰下に詰め込んである粘土を書き出します。
折り込まれたゴムの裏にも入っているため出すだけ出し、その後しっかりと脱脂も行います。
そして細い先端を突っ込みU字の溝にコーキングを流す。
そのコーキングを360度全てに行います。特に腰上は重点的に。
既にコーキングされていた場所も全て取り除きました。
綺麗に除去した後に、車体側も脱脂を行い準備完了。
ドアエッジプロテクターのU字も上を閉めて噛み込みキツくさせます。
このU字が緩いので車内に侵入していたのだろうと推測しています。
取り付けの際は、Bピラーの角を十分に押し込みます。
直角な場所の噛み込みが甘ければ甘いほどそこから漏れ出します。
Bピラーの角をしっかり押し込めばAピラー先端も帳尻が合います。
360度全体的に噛み込ませたら、最後に樹脂ハンマーで軽く360度叩いて最後まで押し込みます。
そこでしっかり入り込めば奥までコーキングで目止めができるので水が車内に漏れてこないようになるんです。
アルミモールとプロテクターの組み付けもしっかり行なってください
ヘラで差し込んで爪をかますようにすれば綺麗に入り込みます。
それを行わないとガラスが上手く入り込まないため走行中風切り音などが発生したりします。
また、不十分な組み付けだとガラスへの過剰圧で挟み込み防止機能が発生し下がる可能性もありますので十分組み込みをチェックしてください。
車内は除湿機機を2台突っ込みドアを閉めて乾燥させます。
まる2日稼働させて床下の水が抜ける感じです。
なので、今回の作業も除湿機を突っ込み乾燥させました。
アルミモールへのラッピングもご相談をいただきましたが、
ラッピングに至っては剥がれの問題もありますのでお住まい周辺の施工業者での施工をお薦めいたしました。
なにわナンバー。2泊3日の作業も完了し土曜日に引き渡し。
あとはエアコンを稼働させていただき自然乾燥につなげます。
ドアエッジプロテクター、ディーラーで購入するとこのパーツは片側6万円します。
とても複雑な構造となっているのでハイコストなのでしょうけど左右で12万。これは高いです。
私の時、劣化の問題とディーラーから言われた事もありましたが、このパーツが劣化して使い物にならなくなるってよほどの事なので、引き出しの少なさからこじ付けたのでしょう。
ちゃんと原因を究明すれば治ります。
ドアの内張を外して防水をされている業者もいましたけど、発生しているのが何処なのかを見極める事が大切でしょうね。
この度はわざわざ大阪からお越しくださいまして、誠にありがとうございました。
ーーーー消費税の10%についてーーーー
9月中ご予約、9月施工 消費税8%。
9月中ご予約、10月施工 消費税8%
9月末ご予約、決済9月末、施工実施10月 消費税8%
現段階で9月の施工枠に余裕があります。臨時休業もございますのでご都合と合わせてお問い合わせください。
9月のご予約がキャパオーバーになった場合も8%扱いに致します。
10月1日からの受付に関しては消費税10%にて対応させていただきます。
ーーーーPay Pay にいてーーーー
ご利用できるようになりました。
ご利用額についてはお客様のお支払い方法と設定方法に至るようですが
クレジット連結にする事でご利用額が変わるそうです。
ここはもう少し勉強が必要ですが、わかり次第お伝えいたします。
ーーーーーーー最後に仲間のご案内ーーーーーーーーー
このブログをご覧下さったで、上石神井周辺、杉並区、武蔵野市の方。
愛車のリフレッシュをご検討の方、是非ともお問い合わせしてみてください。
https://blog.goo.ne.jp/cbp-tack ← カービューティープロTACKさんのブログです。
https://www.cbp-tack.jp/profile.html ←カービューティープロTACKさんのHPです。
一般施工のご依頼をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
(もちろんカービューティープロ115もお忘れなくw)