カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
ここ数日、風の強い日がありました。
桜も満開な4月、スギ花粉も落ち着いたかなと思った矢先に、今朝車のボンネットは真っ黄色・・・
今は花粉?黄砂?
どうやらダブルパンチで飛来しているようです。
特に花粉のひどい朝、朝は鼻がグズグズな状態で始まり、目もしょぼしょぼ。
家の中でもそうなるんですから、車の中は・・・
当店で施工されたお車に提供している洗車サービス、この時期は特にシートのブラッシングを重点的に行うようにしております。
車内に取り込んだ花粉、気がつけば隅々にまで入り込んでいます。
ポータブル掃除機で十分、時間があるときにちょっとかけてあげるだけで車内の環境は変わります。
面倒と考えず、是非とも時間のあるときに実施してみてください。
さて、今回のX3、2月末のご入庫でした。
立て込んだ状態が続いてしまい、各車両アップが遅れておりますが、中身濃くご紹介したいと思います。
ご依頼くださいましたメニューは以下の通り
まずは透過率
新型X3、施工前は73% 72%、低めです。


施工前からこの値は心配ですね~


施工後は72% 71%。
厳しめに測ってこの値、測定器が変わった場合、ひょっとすると70%割ってしまう可能性もあります。
ある一定の基準は必要だと思いますが、遮熱問題は運転する上で今や必須事案のようにも感じるわけで
この保安基準70%どうにかならないものかなと常々感じます。
例えば透明遮熱ならばお咎めなしとか。。。アバウト過ぎますがw

さてボディー。
X3の入庫時、フィルム作業より手間がかかるなと思ったのが花粉のアタック跡。
その実態を把握するためにもボディークリーニング。
これで落とせるものは落とせるのですが・・・

しっかりと痕跡がありました。
そして側面、水平に近しいたまりやすいプレスは要注意。
水の弾きかたでそれを判断します。

止まる=痕跡あり。
拭きあげて確認すると以下の画像の通りです。

この状態が長い時間経過している場合ですと、パネルはその形状を保つようになりますので全体的に研磨する必要がありますが、
初期の状態で磨くのは禁物。花粉成分を含んだ一部の塗面、浮き上がっていると思ってください。
それを研磨する、フラットになるように見えて、その浮いた部分は元に戻る性質がありますのでその部分だけ窪みます。
自らデポジットを作ってしまう・・・そんな凡ミスは致しません。(過去に経験しているので力説いたします)
初期状態なら、面倒でも全部パネルは温めて戻します。
そうすることで不純物を完全皆無にしたパネルが仕上がるのです。
そこに磨きを入れる、もちろん表面が滑らかになりますので、脱脂後も理想的な親水パターンになります。


拭きあげをしてからパネルに湿度が帯びてない状態まで乾燥。そこからコーティングを開始いたします。

仕上げはSPG超撥水。
完全2層のガラスコーティングですから
1層目のコートで艶が上がり、そのレベリングで塗面も滑らかに
続いて2層目を塗り込みさらに艶が向上。滑らかさが一段と際立ち、滑り性が高まります。

通常の磨き以外にボディーの焼きまで入れた施工、時間をかけた分仕上がりも別格。
花粉跡はパネル温度が50度くらいにまで達すれば自然と消えます。
50度をキープしていなくてはなりませんけどね。
強風、冬のような気温だとそれは見込めませんでしょ?
5月まで待ちますか? 花粉跡消えなるかも・・・
このような現象、どんな車にも起きています。
驚く必要はないのですが、それらメンテナンスの一環で対処できる専門店があるだけで安心できませんか?
この辺ディーラーは頼りにならない。仕方ないです。その辺の知識には明るくないですからね。



X3のオーナー様、フィルムを入れるのが初めてなようで、一般的な色ということで透過率20%をチョイス致しました。
フロントから取り入れる光の量次第でリアの明るさは決まると思ってよいでしょう。
室内でこの暗さ、ほどほどにプライバシーは守られます。

綺麗になったボンネット、光の放ち方が違いますね。

濃色車は洗車の仕方次第で傷の入り方が決まる。
ボディーを洗う時、拭く時、どんなときも力は入れずに洗う!
マイクロファイバーの吸水力と、自身の力を抜いた拭き上げでスクラッチから回避されます。

大変な分、洗車もやりがいがあると!そう思ってください。
それが愛車と向き合う姿勢であると思います。

大きな車は、定期的にお持ちください。
プロの洗車で綺麗に仕上げさせて頂きます。
X3 のオーナー様、この度は当店をご利用頂きまして誠に有難うございました。