NBOXとMINI JCWとディテイリング業

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キャンペーンページリニューアル

⚫︎レギュラーキャンペーン(新車・経年車含む)

 これまで通り現在進行しているセットメニューの内容です

⚫︎SPG2.1コートキャンペーン(新車・経年車含む)

 SPGコートよりも更に防汚性を強化させた仕上げです。

 フェイスブックページやInstagramでも動画を投稿しておりますのでご覧ください。

⚫︎ARMORTEKキャンペーン

 ガラスの交換費用は高額!そのリスクを最大限に減らしつつ、高透明で見やすいプロテクションフィルムです。

 期間限定の特別プライスにてご提案いたします。

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今回は2台の施工車両を参考にしながら、前回投稿時にお伝えした件について解釈の説明をしたいと思います。

先週の日曜日、朝の情報番組では企業の儲かるをテーマにした番組で、ガソリンスタンドから一部の店舗をカーディテイリングへ変身を遂げた企業の話が放送されていました。

ENEOS系スタンドは既にKeeperを併設している店舗もありますし、完全にKeeperへシフトした元スタンドも存在しています。

当店はCAR BEAUTY PROですから、Keeperとは価格形態や企業姿勢は違いますし、価格についても全く異なります。

このカーディテイリング、例えばNBOXの施工料金で言うと

1層ガラスコーティング ¥49500 (税込)

2層ガラスコーティング ¥59400(税込)

例えばこれがディーラーですと¥10万近い金額を設定しているそうです。

この10万と設定している背景はどのような施工内容で仕上げられているのか知りたい。

当店の設定が安いのか?

軽自動車が10万ならば、それよりも大きなクラスはいくらにしたら良いのでしょうねw

車における作業、最後に仕上げるコーティング以外は同じ工程で進めます。

新車ならば、表面の塗膜調整と加修跡を整える磨きを加えます。

その磨きにおけるバフ目は一切ありません。

経年車ならば、洗車傷や劣化した塗装のくすみを数工程の研磨で整えて新車並みの美しさに仕上げる。

この作業は本来の磨き屋ならば必ず行っている作業です。

(リアのクォーターガラスにもNBOXがあるなんていたずら心があるんですねw良いセンスです)

スタンドの話に戻ります。

テレビの放送では、おそらくプリウスクラスと思われますが、撮影班のインタビューでプライスを聞かれていました。

新車なのか経年車なのかわかりませんが、普通に「このクラスなら22万です」と答えていました。

それを聞いて「えぇっ!!!!!!」びっくりして言葉を失いました。

ガソリンスタンドはセルフ化が進み、価格については、エリア毎に差別化が起きぬようほぼ同等の価格になっています。

それ故利益率も悪い。(昔は儲かったので1店舗のスタンド経営者が多かったようです)

それに比べディテイリング業は技術仕事でコーティング剤の単価など上代に比べたら極めて安い。

そもそもGSは商事行為であり、ディテイリング業者は施工業で業態が全く違うから利益率などで考えてはいけません。

その利益率が高いから業態変化させていくのはその企業の考え方なのですが、ぶっちゃけKeeperの仕事で22万はふざけるな!そんな気持ちで見ていました。

どんなに優れたコーティング剤ででも、1台あたり使い切りで8万近い原価のコーティング剤など存在しません。

そこに勤める従業員も、その22万という金額に疑問は抱かないのかなと不思議に思います。

従業員だから、言われるがままの値段設定でそれを伝えるだけか?

作業もマニュアル通りで、自分が行っている技術作業が22万に値するのかどうかなど考えもしないのか?

撮影班も「これが月何台入りますか?」の質問に「10台くらいですかね」

すると撮影班が「月に220万ですね」施工スタッフも「そういう事になりますね」

このやりとりには呆れました。

台本なのかもしれませんが、減価率の低いこの仕事、こんなに儲かるのか〜の構図を印象付けるVTR。

毎月10台も22万出して施工する人がどれだけいるんだって話。

騙されているのか?騙しているのか? あまりdisるのも良くないので正します。

ディテイリング業、減価率は低い。原価に対する対価で言うと、その利益率は高い。それは事実です。

企業が事業に対して利益を求めるのは当然。その仕事量と次月見込みを立てる、それも計画ですから事業展開として当然なのですが、ディテイリング業を預かる車と真剣に向き合ったら、1ヶ月でできる仕事の上限は決まってしまいます。

真面目にやっていたら決して儲からない。利益率は良くても儲かるレベルは別なる話。

原価が低くても車1台の前パネルを一通りリコンディションさせる研磨の技術は、一見簡単そうに見えますが、一般の方にポリッシャーを握らせてもまともに磨けません。

あらゆる車の塗装を触っていると、どれをどうすれば仕上がるの構図も見えてくる。

それは技術職となります。言うなれば利益と見ている部分は技術料金という言い方になります。

だから利益ではないんです。

そこで22万の施工費用に大問題を抱いている訳ですが

Keeperは研磨という概念がありません。傷を埋めるという概念です。

傷というのは、アクリル塗装やウレタン塗装の一部塗膜が直線上に薄く抉られた痕跡。

埋めるというのは、塗料と同じ成分を埋めて同じ硬度にする事ですよ。

物理的に不可能。

レジンを埋めて紫外線で硬化させるならともかく、その次元までいくとむしろ鈑金塗装になります。

傷を埋めて塗膜以上の膜で表面レベリングを構成させる。

塗装を凌ぐコーティングという事です。まるで夢のよう。

研磨について掘り下げるともっと話が長くなってしまうので割愛しますが

車の製造ライン上でも磨きの工程があります。

研磨工程がなくては車の美観は向上しない事を知って欲しい。

磨きもしないプライスが22万だとしたら、当店で行う仕事は1台25万から30万近い仕事という事になりますねw

そんな施工は誰も依頼しないでしょう。

安ければ良いのではなくて適切なプライスというものがあります。

車もそれぞれ個体差がある中、最近の大きさについてはこれまでのケースでは充当できないくらいサイズが変化している。

極端に言うと、ホンダシビック 昔はコンパクトハッチなどと言われたサイズ感が、今ではミドルクラスセダン。

2つぐらいセグメントが上がっています。

車名ではなく現サイズで価格を充当させる。

重要なのはこの金額なら自分の車に投資できると思っていただける構成にする事です。

そのプライスが施工する技術に対して妥当かどうか、その判断も必要。

当店のスタンスとして、今設定しているプライスはお預かりした車両をリフレッシュさせるための責任あるプライスと考えています。なので私自身その価格が安いとも高いとも思っておりません。

そのプライスの中で最高のパフォーマンスに仕上げて送り出す。これが私の磨きにおける仕事です。

仕上がった直後が一番美しい姿なのですが、それをいつまでも維持してほしい思いがあります。

そのための保護膜としてコーティングが存在するのですが、残念ながら管理次第で状態は左右されます。

私の考えを肯定するわけではありません。

価格は必要以上に保証を与えるものではありません。

電化製品とは異なり、屋外で保管される以上、常に外気暴露されている限り設計されたコーティングの機能が持続するか把握できません。保管環境や住う環境でコンディションは変わります。

だから保証に至っても最低限変化が起きないレベルの期間で付与するしかない。それが1年です。

最後に、どこかの企業のスタイルを否定する事はしません。

一番重要なのは、愛車に投資する費用、正しく見定める事です。

決して高い望みを抱くのではなく、車と向き合うことがコンディション維持の秘訣です。

選ぶのはあなたです。


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