カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
残り2台、急いでアップしますw
今回アップはダイハツ タントエグゼ。
オーナー様は当店を別のお車でご利用されています。
今回は来年から事業所の移転に伴い通勤車両が必要となり、ご用意されたお車となります。
ご入庫の段階で外観は随分とツヤツヤしているなぁ~と感じました。
軽自動車で不自然に光沢が上がっている場合、だいたい磨きが入っています。
ご依頼はメインではタバコ臭の根絶。
ただ、単なるタバコ臭ではなく、間違いなくファブリースの臭いもありますね。
それと、香水とか化粧品とか、色々と混じっていました。
ご入庫して直ぐに、ハンドルを少しクリーニング。
ハンドルは化粧品、皮脂などが移行して汚れていきます。
特に前オーナー様が女性ならばなおのこと。
ハンドクリームとか、日焼け止めクリームとか、色々ありますね。
汚れを取り除くとここまで変化します。
ハンドルでこれだけ汚れていますから、他はもっと汚れているでしょう。
基本ルームクリーニングの際、バキュームのバケツ内部は空にします。
フロアーカーペットは、何をこぼした後なのか・・・多分お茶でしょうね~
助手席フロア、右後席フロアが特に汚れがひどかったです。
助手席下には飴も落ちていて、これが車内の温度上昇で溶けるとカーペットに染み込んでしまう。。。
香りからして喉飴っぽいものでしたね。
カーペットにマイクロファイバーが置いてあるのは、飴を溶かすために熱々にチンしたゆる絞りのマイクロファイバー。
これで蒸らすと飴は溶けます。
これは誰でも出来る、リスクの低いクリーニング方法です。ある程度の汚れならスチーム化した状態だとかなり落としやすくなるので、素人の方でも簡単にできます。熱さだけ十分に注意してください。
タバコ臭の原因はルーフライニング。全体的にクリーニング。
色の変化は上の画像でお分りいただけます。
ちょっと吸い上げただけでこれだけの汚れ、今回のクリーニングではバケツ3杯分まっ茶色になりました。
後席フロア、後席も綺麗になりました。
助手席下も綺麗に、飴も綺麗に落とせました。
ボディーはバリュープラン。簡単にツヤを出すだけにとどめる!はずでしたがw
一つには軽自動車は塗装が柔らかい。なので2工程では結構研磨ができてしまう。
そしてやはり磨きも入り板金も入っていた車両。手直しが必要でした。
中古車の場合、前オーナー様のストーリーがあります。
そのように乗られてきたか、事故はなかったか、修復は一体何をどうしたのか。
面積の広い板金修理の場合、何が原因でここまで修復に至ったか。
修復歴ありの車なのか、修復歴なしなのか。
施工する私はそのストーリーは一切知りません。
購入したオーナー様がどのような情報で、どのような条件で購入されのか。。。
でも太陽光下でどの程度の見極めができるか。。。おそらく難しいでしょうね~
いずれにしても、今回のお車は通勤車両。全体的にリセットはいたしますが根詰めては致しませんでした。
塗装面をデリケートに仕上げるのではなく、むしろ通勤で苦痛にならないような環境、そして全天候での視界確保を主と致しました。
過去のストーリーは過去、一度リセットしまして、次なるオーナー様とのストーリーが始まります。
ルームだけはリセット!
タバコ臭は本当に苦痛ですからね~
禁煙に成功した私でも喫煙車両に乗って、身体にまとわりつくヤニ臭には嫌気がさします。
取り急ぎ今回の作業は終了。
これでまずは通勤をしていただきまして、春先に気温が上昇してきた段階で遮熱フィルムを貼る予定です。
それまでにオーナー様仕様にして頂き、乗りこなしていただきたいと思います。
この度も当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました。