カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
桜も満開になりました。今年だけであって欲しいですが季節が早くなっているようにも感じます。
すでにスギ花粉のシーズンも通り過ぎましたので、塗装に与える影響もわずかで済みました。
毎年春の直前に訪れる花粉シーズンだけは考えさせられますね。
さて、今回のVOLVO V60 Cross Countryですが、初めはボディーに付着したシミと小キズを取り除けますか?と言った内容でした。
シミやキズに至っては、前提としてコーティングを含む施工のご依頼があると言うことになります。
一部分だけの仕事を承っているわけではありませんので、その一連のお話をさせて頂きました。
何よりも新車納車から間もないのにキズだらけである点、いったい何が起きたのか、それを確認する必要がありました。
シミに至っては、鉄分を含む雨水が乾燥したとか、樹木の成分を含む雨水の痕跡とかその類です。
ただそれを強く擦る事でキズが入る。その繰り返しです。
それだけならば答えは簡単なのですが、このV60の場合はそうではなかった。。。
このシミが原因。それを擦ったキズ。
水平面に目立つのはそのキズ類でしたが、実は、側面に尾の長いキズ、洗車キズが無数に入っていました。
納車から3ヶ月程度、門型洗車機には入れていない、いや、入れたとしてもその数回でプロがおかしいと感じるキズにまでは至らないはずです。
ヒヤリングをした上で判断すると、新車納車前から入っていた状態。
これをディーラーは知らなかったはずはなく、目立たないカラーだからそのまま納めたように感じました。
水平面だけの傷を研磨しても、次にそれ以外が気になるはずです。
今回の施工ではコストを抑えてポリマーコートで全体を本来の新車状態にする事で決定。
そして完成。深い傷は追えるだけ研磨。
コーティングはPCX-500親水系で仕上げました。
目立たないカラーだからと言って、傷だらけの車、それが新車と言う解釈で良いのでしょうか?
製造過程の異物除去で加修を入れた痕跡ならばそれはわかります。
それ以外でメーカーがラインオフで洗車機に入れる動画も見たことがあります。
そこから日本にたどり着き、そしてディーラーまでたどり着く間に何人の人がチェックするのか?
自動車という商品がそこまでずさんな管理だとしたら、それを購入するユーザー様は気の毒としか言いようがない。
カタログを見て、夢を膨らませるわけです。
カタログほど綺麗なもの見て、それと同じものがくる。それを心待ちにする。
なのに来たのが傷だらけ。。。そう言った話は他にも聞いた事がありますけど
でもディーラーがそのようなスタンスならば、むしろディーラーって必要のない存在でしょうね。
当店で仕上げるコンディション、落胆したオーナー様の気持ちと落ち込まれた姿を前向きにさせる!
綺麗になってよかった!笑顔で満ち溢れる姿を思いながら、真剣に向き合い仕上げております。
その結果、V60のオーナー様も大変お喜びになられました。
もちろん懸念されていたシミ、キズ類は全て除去。
深すぎるキズに至ってはパスをいたしましたが、それも目立たぬ状態に仕上げてあります。
問題の箇所、ここら辺に長い洗車キズが入っていました。
説明をしなければオーナー様もわからなかった。
ディーラーさん、シルバーだからと雑な扱いだけはやめて欲しいですね~
今後の対策、シミに至っては放置はせずに定期的に洗車を行うようにしてください。
気になるシミに至っては無理せず当店の洗車をご利用ください。
その対処をいたします。
V60のオーナー様、当店をご利用くださいまして誠にありがとうございました。