カービューティープロ115 航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
お問い合わせ件数も減り、非常に厳しい時期に突入したと感じる中、1件のお問い合わせ、そして1件のご予約に大変感謝しております。
車のディテイリングに至っては、ブログで何を表現しお伝えしたら良いか、毎回悩むわけでして、撮影のために時間を割くと作業が遅れてしまう。
しかしそれを怠ると何を伝えたいのかわからない内容になり、ブログの更新も誰に報告するのかわからない業務日報になるにすぎません。
言葉数が多いのも癖ですが、この仕事は結果論ありき!
今回はそのあたりを中心に更新します。
BMW X5、前回MINIの新車でご利用下さったお客様で、
新車は新車以上の仕上がり、経年車は新車並みに仕上げます。
当店のコンセプトに心を打たれてX5もご依頼を頂きました。
新車時に施工をされ、3年が経過したのでリセット施工です。
ドイツ車の特徴として、4本のホイール中右フロントの汚れひどく出ます。
パットセンサーもあり出る量が多いとも聞いた事がありますが、本当にひどい。
日頃からご利用していて、たまに洗ってもなかなか落ちなくなる時期がくるものです。
ブレーキはパットとローターを減らして制動させますから、ブレーキダストの中には加熱し削られたローターの鉄粉がホイールに突き刺さる、そして熱したダストもホイールに付着する、ダストが鉄粉にこびり付き固着し始める、そこを切欠にして汚れが大きくなり始めて落ちない汚れと化していきます。
その洗浄は簡単ではなく、鉄粉除去剤でゴシゴシ一生懸命やられている方もいますが、あれは表面が反応しているだけで全く落ちていません。確実に落とすためには!鉱酸系のケミカルで当店は除去しています。
ただ、これは経験からなるものなので一般の方へは推奨しません。
次に、ドレンから流れ落ちつ汚れ、それが黒ずんだ汚れとなり落ちにくくなります。
そして塗装されているフェンダーモール。ここの隙間には汚れが詰まります。
水圧で汚れをかき出してあげてくださいね。小石が詰まることもありますので要注意です。
ミニカーにリアリティーを出すためにドアに墨入れをします。実車の隙間が黒く見せますから墨入れをするわけですが
汚れているとその隙間ももっと黒く見えるんです。
ドレンの汚れもその一部だなんて思われたくないですからね。
今回はドレンの油も除去する事にいたしました。
ウィンドモール、それまではブラックアルマイトメッキでしたが、ここ最近は塗装されています。
塗装の場合このシミは表面的なもの。スクラッチ研磨の際に同時施工で仕上げます。
そして完成。
施工している過程、何を磨くべきなのかをブログで力説する(かつて当店もそうでしたが)ブログはもはや時代遅れでしょう。
全ては結果論。何を綺麗にしたのか、それを画像に収める時間は正直もったいない。
画像として見る時、細かなところまでは伝わらないんですね。
細部洗浄にどれだけ時間かけたか、そこまで伝わりません。
でも綺麗になった姿は伝わります。
メッキの部分が汚れ水垢もなく光り輝いた!とか
汚れを取り除いただけではなく、全体的に光沢が増した!とか
ホイールに至っては、ご覧頂くのが全てです。
この状態、装着状態でここまで綺麗にしています。
そしてスポーク裏側までダストは除去、汚れも一切指につきません。
さらにリムに着く鉄粉類も、リム内側のざらつく鉄粉類も全て除去してあります。
画像で車体を綺麗に見せるのは適度に距離をおけば綺麗に見えるものです。
ホワイトならばなおさら。
でも綺麗になったと本当に実感するのはオーナー様だけ。
しっかり下地処理を整えているからその変化にオーナー様は気がつきます。
磨き方でミネラルホワイトの美しさをさらに引き立てる!
車の造形美を美しく表現させるのはプレスラインが放つ陰影。
これをしっかり表現できるかどうかで車の見え方が変わってきます。
仕上げた姿をオーナー様がご覧になられてそれを仰っていました。
新車で見た時の表情とは違うと。
磨きにおいては全て力加減、ポリッシャーの加圧、コンパウンドの粒子、材料にこだわることも重要ですが、一定の力加減で全てが磨き上げられるかと言うとそうではありません。
パワープレイで仕上げる時代は終わりました。
そして研磨で飛び散るコンパウンドも粉砕型になり店の中も汚れます。当然車もコンパウンドまみれ。
脱脂時は大量の水で隅々の粉砕したコンパウンドを洗い流します。
仕上げは2層の完全ガラスコーティングSPGコート超撥水。
水の離脱を早くして防汚性を高めた仕上げは、超撥水でもお手入れを定期的にしていれば雨染みが付着しにくくなります。
ご自身で行える洗車にも限界がある場合、その時に当店のメンテナンスコースをご利用ください。
仕上がりは再び施工直後の美しさに仕上げることが可能です。
そして最後
最近ディーラーさんでもBピーラーの磨きを強調していますが、当店は開業当初から力を入れていました。
ここを綺麗にすることが全ての完成系に近づく。
当店をご利用くださいまして誠にありがとうございました。