LEXUS IS250パート1〜ルームクリーニング〜

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今回はLEXUS IS250 の施工。

前置きになりますが、ちょいと車の価値についてのお話。なるべく短く完結いたします。

新車を買うとセールスはお客様が購入しやすくなるようあらゆるプランで提案いたします。

そして納車日。最大限のお持て成しでお出迎え、納車の儀、そしてお見送り。 セールスの仕事は終了。

これ仕事ですから仕方ないです。

お客様はここからです。新しい車が来ました! 新たなカーライフの幕開けとなります。

12ヶ月が経過、24ヶ月が経過、この間、車の整備はほぼ無料に近いでしょう。コストもかからない。

36ヶ月が経過しようとする頃、セールスから乗り換えのご提案。まだ3年ですよ。早いですよね~

車検を通す前に最良の条件をご提案して代替えに結びつける。 こうしなきゃセールスも生きていけない。

乗り換えないお客様もいます。 48ヶ月が経過。50ヶ月を迎える頃、2回目の車検です。

5年の頃に下取り見積もりをしてまた提案。 愛着ある方ですとまだ乗りたいのです。

それなのに、乗り続ける思いを否定するような話をするセールスもいるのだとか・・・

 

動産は年々価値が下がるもの。だいたい5年5万キロのいずれかでご自身で思う価値とは異なる数字となります。

何を優先するかは、乗り換える気持ちがあるか、ないか。それだけで良いんです。

乗り換える気持ちがなければ、下取りの価格などどうでも良い話。

その車に乗り続ける楽しみがあるならば、消耗部品の交換をしてでも、愛用した車に乗り続ける醍醐味があって良いと思うんです。

それを尊重するセールスがいるならば、それはとても素晴らしいセールスであると思うし、そのディーラーは売れるでしょう。

 

今回のLEXUS IS250のオーナー様、10年経つ車だけども、今一度綺麗にして乗り続けたい!そんな思いを伝えて下さいました。

どのような施工をされたいか、ヒアリングをしながらプランを考えるのですが、

あれもこれもとなると料金が嵩むばかり。

当店では、施工内容充実させたプランをご用意しておりますので、ご希望を伺いそれに近いプランでご提案いたします。

そして今回は

  • シートクリーニング+フロアーマットクリーニング
  • ボディーSPGコート超撥水欲張りプラン

まずはシートクリーニングから。

ノンスモーカーですから車内の空気は綺麗。

そして10年経過してもLEXUS特有の皮革の香りがします。

主に使用されるのは運助シート。

皮脂、衣類の摩擦による皮のてかりが発生しております。

ハンドルも皮脂のてかりが発生、滑りやすい状態です。

シートカラーはブラックなので撮影レベルでは綺麗に見えます。

しかしシボの凹み部分には汚れがつまり、縫い目の部分にはゴミが詰まっています。

そして内張のウェザーストリップ。隙間には汚れが詰まっています。

リアシート、ご使用されていないから綺麗だと思うでしょ?

静電気が発生していれば汚れは自然と吸着されていきますし、使用していなくても埃は積もる。

車内は入念にブラッシングとバキュームを致しまして、隅々のゴミを全て吸い取りました。

そしてルーフライニング、本来ご依頼の場所ではありませんでした。

ですが、車内の環境変化で最も需要な場所はルーフライニングなので、こちらも洗浄いたします。

 

本来のご依頼は、シートとマットのクリーニング。

やはり変化をもっと演出したい、それがプロ根性。せっかくのご依頼なのでちょっとオーバーワークいたしまして

使用していて汚れそうな場所は一通りクリーニングをいたしました。

 

クリーニングをした場所

・ダッシュボード

・ハンドル

・フロアーカーペット側面(下足が当たる場所)

・ルーフライニング

・フロアーマット全て

ほぼフルクリーニングですねw

そして仕上げは皮革の保湿。皮シート全てにしっかり浸透するくらいの保湿剤を塗り込みました。

LEXUSのレザーシートは色落ち防止加工は施されていません。

皮の柔らかさを最大限に生かし、座り心地を良くするためだと思います。

(色落ち防止加工をすると皮が硬くなるようです)

 

普通に洗浄しただけでは皮が固くなってしまいます。

一度潤いを与えた皮に保湿剤を塗布し浸透させる。するとそれまでの質感とは異なり、さらに柔らかくなります。

リアシートも同様に隅々塗り込みました。

日本で初めてLEXUSブランドとして発売されたISですが、非常にコストのかかっている車ですね~。

乗り続けたい思いはそういった細部の変化があるのかなと感じました。

 

前後シートのサイド部分、いわゆる座面と背もたれ以外の場所ですが、人間の体重による負荷のかかる場所は本革、それ以外は人工皮革が主流になっています。それは国産車に限らず輸入車にも見られます。

人工皮革の製造技術も本革さながらな質感もありますので、正直分かりにくくなっていますが、私は見抜けますw

このIS250は全てに本革が使われていました。

こういう仕様を見て感じると、オーナー様が乗り続けたい思いが痛いほどわかります。

そういった思いをご入庫の段階から感じていましたので車内のクリーニングから 喜んでいただこう! そんな思いで取り組ませていただきました。

シートに至っては、ハンドクリーム、ファンデーション、日焼け止めクリームなどを触った手でシートに触れますと成分が移行され、その部位だけ白っぽくなってしまいます。

普通ではなかなか取れないのですが、本革シートクリーニングでしたらそれら全て綺麗に仕上げることが可能。

 

またルーフライニングのクリーニングも、車内の異臭は足元か天井、そのどちらかをクリーニングするだけで環境は変わります。

もちろん両方クリーニングすれば環境は劇的に変化。

 

今回のIS250はセミクリーニングよりももっと深く、フルクリーニングまではいかなくてもお得に仕上げさせて頂きました。

大切に乗り続けたい、そしてまだまだ乗れる車だからこそ節目にリフレッシュです。

汚れたな~と思ったら、直接でも構いません。一度お越しになって見てください。

必ず期待に応える施工をいたします。

 

次回はLEXUS IS250 パート2 欲張りプランSPGコート超撥水です。


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