Mercedes-Benz SLK経年車PCX-500施工

カービューティープロ115  航海日誌 ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

ようやく春らしい気温になってきました。

夜はまだ寒くても日中は暖かく、週末の日曜日は21℃にまで上がるそうです。

21℃だとちょっと暑さを感じるかも知れません。

それでも今は緊急事態宣言中、まだまだグッと耐える時なので不要不急な外出は控えましょう。

さて、今回はMercedes Benz SLK

突如ご来店されて、決まる時は突然決まる。

今回のオーナー様も、中古車を購入しリフレッシュを目的として施工の相談にご来店下さいました。

経年車でスクラッチが多いのは仕方がないです。

この無数の洗車傷をご自身でどうにかしようとしてもそれは無理です。

見よう見まねで傷を研磨したとします。一見艶は上がり綺麗になったと思えても、それはコンパウンドの油であって自ら入れた傷もそこで発生しています。

塗装を研磨する作業の際、どの光で傷が浮かび上がるのか!それを見極めなければ研磨はできません。

それが一番分かるのがブラック系の塗装になります。

スポットライトで見る傷、ファインダーで見えるのはごく一部です。

カメラの目は一つ、人間の目は二つ、その二つの目で見た時の差、見る面積、傷はカメラで見るより2倍多く見えてきます。

裸眼で見たままを撮影するって結構難しいんです。

でもこれを研磨する。店の中は粉だらけになりますが、仕上がる姿は見違える姿にするためにシャッターを締め切り傷と向き合います。

毎回経年車を磨くと店の中は粉だらけ。でもこの結果を得られるから力を入れて取り組んでしまいます。

磨き方は車ごとに違ってきます。

その車に合わせて磨きを行いますので、研磨力も微調整しながら仕上げていきます。

仮に傷が多くても、気にっている車であれば所有欲は満せますが、それが更に綺麗になれば気持ち良くドライブも出来て、いろんな場所へ足を運んでみたくなる。

そして更に愛着も増えていくことでしょう。

コーティングに至っては、必ずしもガラスコーティングが良いとは限りません。

今回のSLKに至っては屋外保管、そうするとどうしても寒暖差における夜露は防げません。

ガラスコーティングで間違った安心感を持ってもらうより、ポリマーの親水パターンでダメージなく綺麗を保てる方が良いであろうと私は考えます。

洗車をすれば多少なりともスクラッチは入ってしまう。

でも繰り返される夜露によるイオンデポジット化はやり方を変えるだけで防げるんです。

今回施工したPCX-500は親水パターン。絶妙な水の引きで雨染みを防いでくれます。

ポリマーなので半年に1度はメンテナンスでコーティングを補完させて継続させて欲しいところですが

今では市販のタイプでも親水系もポリマーが出ておりますので、それを多用させて維持させても良いでしょう。

深すぎる傷に至っては残します。それを追いかければ極端な部位で塗膜が薄くなってしまいます。

またその深い傷を追いかけるために全体的に薄くしてしまうのもデメリット。

その瞬間綺麗な状態ではなく、オーナー様にリスクを与えない仕上げ方を提供しております。

見違えた美しさを手に入れたSLK、年式問わず綺麗にすると走る姿に輝きが出てきます。

これからのお手入れはご自身で取り組むようになってきますが、なるべくならば洗車機は避けてください。


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